TESTAMENT "Electric Crown"
'92年に発表したTESTAMENTの5thアルバム「THE RITUAL」を聞けば、彼らが自分たちなりの独特のHMを確立しつつあったのがわかる。
当時この "Electric Crown" のキャッチーなメロディは、彼らのその後の飛躍を期待させた。
私がアレックス・スコルニックというギタリストの "TESTAMENTにおける存在の不可思議"というものに大いなる興味を持ったのもこの頃からである。
彼はサウンド・チェックの時に1人でジミ・ヘンドリックスの "Foxy Lady" を弾いて喜んだり、スラッシュは好きじゃないと公言するなど、当時からユニークな存在のギタリストだった。ギターはメチャメチャ上手だし。
そんなTESTAMENTの奇妙なバランス感覚みたいなものが自分にとっては心地よいのかも知れない。